測量士補は比較的簡単に習得しやすいと言われるますが、初心者が測量の知識がなくても独学で合格ができるのか?と気になりますよね。
人気の資格である測量士補は独学で受かるための勉強方法や、、測量士補の合格後にステップアップさせるための資格についてなど、これから測量士補試験に挑戦しようと考えている方にまとめました。
測量士・測量士補国家の試験会場は「国土交通省・国土地理院」で確認するようにしてください。
この記事でまとめていること
目次
【初心者】測量士補の合格を目指す

測量士補は測量業者に従事し測量を行うために必要な国家資格です。
国家資格の中では測量士補試験の独学は十分に合格可能な試験となっています。
測量の知識がなくても初心者・未経験で正しい勉強方法でしっかりと学べると合格できます。
測量士補試験の合格率
測量士補試験の合格率は下記
国土交通省。国土地理院
実施日 測量士試験 測量士補試験 午前
(択一式)午後
(記述式)受験者
(名)合格者
(名)合格率 (択一式) 受験者
(名)合格者
(名)合格率
令和4年5月15日
問題 解答一覧問題 解答例 解答用紙
3,194
460
14.4%
問題 解答一覧
12,556
5,540
44.1%
令和3年9月12日
問題 解答一覧※2
問題 解答例 解答用紙
2,773
498
18.0%問題 解答一覧
12,905
4,490
34.8%
令和2年11月22日問題 解答一覧 ※1
問題 解答例 解答用紙2,276
176
7.7%問題 解答一覧 10,361 3,138 30.3%
令和元年5月19日問題 解答一覧 問題 解答例 解答用紙
3,232
479
14.8%問題 解答一覧 13,764 4,924 35.8%
平成30年5月20日問題 解答一覧 問題 解答例 解答用紙 3,345 278 8.3% 問題 解答一覧 13,569 4,555 33.6%
測量士補試験は受験資格がなく誰でも受験できるため受験者数が多い人気資格であることが分かります。
合格率は35%前後で、国家資格として考えると比較的合格しやすい分類に入ります。
とわいえ、合格しやすいといっても7割近くの受験者が不合格になるため、しっかりと学習計画を立てることが大事です。
独学で合格するための勉強方法・スケジュール

測量士補の試験は「比較的難易度が低い、合格しやすい」と言われますが、決して油断はしないことです。
そうした油断や慢心が小さなミスの原因にもなるため、引き締めて試験に臨みましょう。
独学の勉強方法
測量士補試験の特徴は「過去問が出題される」『過去問の焼き直しがある』という傾向が挙げられる。
繰り返し出題が多いことから、過去問の演習に重点を置いた勉強方法が最適かつ効率的です。
参考書やテキスト・動画で測量士補の知識をザッとで構わないので、インプットした後に過去問を解きアウトプットしましょう。
注意点としては、インプットとして知識を入れるだけはNGです。
何故なら、アウトプットをして情報を自分から出すことで、知識として記憶されるので万が一インプットのまま次の日を迎えると、ほとんどの情報が抜け落ちてしまうのが非常に勿体ないからです。
基本的に独学で用意するものはテキスト1冊・過去問1冊でも十分です。
勉強のポイント
- 初心者はインプットに時間を掛けない
- 過去門10年分を中心にひたすら解く
- 過去問5回ほど演習で試験の知識を身に付くことが可能
測量士補の試験対策は、過去問をやり込んで知識を理解できるかが重要になってきます。
問題を解きながら間違えた問題や、知らない答えなど参考書やテキストで確認して復習しましょう。
過去問に再度繰り返し取り組むことが十分に合格が近づきます。
計算問題も同じパターンで出題される傾向が強いので、問題を解いていく中で解き方や公式をしっかりと覚えて計算問題に慣れることが大切です。
当日の試験では電卓の使用はできないため、計算ミスには特に気を付けましょう。
測量士補試験のスケジュール
測量士補試験の合格に必要な勉強時間は一般的には「200時間」と言われています。
下記の時間だと目安になります。
- 平日5日:2時間
- 休日2日:8時間
- 1週間:26時間
- 1ヶ月:104時間
元々の知識量や個人差はありますが、本業をしながらでも上記のペースで進めれば「2ヶ月」ほどで知識ゼロでも学び終えられる時間です。
例年5月中旬に測量士補試験が実施されます。
年明けに1~2月に勉強を始めて学習に充てられる1日の時間を考えた上で、試験日から逆算して計画を立てておきましょう。
測量士補試験の講座について
測量士補試験は独学でも十分に合格を狙える範囲ですが、下記に該当するようなら講座を検討として視野に入れてみましょう。
- 知識なしで数学が苦手で計算問題に不安な人
- 計画的に勉強を進めるのが苦手か心配な人
上記の悩みを抱える方からしたら、いくら簡単と言われても「全く簡単じゃない、思ってた話と全然違う」と感じ、情報が違うんじゃないか?と考えてしまいます。
苦手意識があると、それだけで理解力の直結だったり学習が進まなくなる恐れがあるわけです。
こうした意味も踏まえて独学ではなく講座を利用して測量士補試験の合格を目指してみてもいいかもしれませんね。
もしも講座を利用するのであれば、測量士補試験と併せて土地家屋調査士試験の「ダブルライセンス」の取得を狙うと非常にコスパが良いです。
両方受けられる「ダブル合格カリキュラム」の講座なんかもありますので、用途に合わせて受講するか判断すのもありです。
オンライン講座は、初心者向けな上に最短ルートで学べるように教材などのカリキュラムがなされてるので、私たちが学習スケジュールを作る時間を既に構築してるようだと考えて貰えると分かりやすいです。
また、講座はスキマ時間で学べるので通学時間など合間に学習するコスパ性が良いです。
朝のラッシュ時など集中ができないようなら「たった3分のインプットとアウトプット」をするだけでも知識力に繋がります。
初めて測量士補試験の学習を始める人が、合格を目指せる学習環境が整えられており、必要な数学の基礎から学べる講義も用意されているため数学が苦手な人でも安心です。
測量士補から測量士になるには
測量士補と測量士の仕事内容の違いは下記
- 測量士補:測量士の作成した計画に従い測量する
- 測量士:測量に関する計画を作成・実施する
測量士が測量士補の上位資格となります。
測量士補となった後に測量士として目指すには主に2つのルートがあります。
- 測量士試験に合格する
- 測量士補になり指定の養成施設に通い、高度な専門知識と技能を習得
測量士試験の「合格率は10%前後」と測量士補試験よりも難しくなっているため、指定の養成施設に1年ほど通い測量士になる人も多いです。
測量士補から測量士となるには、養成施設に通う時間と費用を掛け確実に測量士になるか、測量士試験に合格するかとなります。
測量士の独学を目指すなら「測量士の勉強方法【初心者と経験者の注意点】」で解説してるので、合わせてどうぞ。
土地家屋調査士のダブルライセンスを狙う
測量士補から測量士へと上位互換へ目指すのもありですが、ステップアップと考えると不動産登記の専門家であり独立開業も目指せる「土地家屋調査士」がオススメです。
不動産表示に関する登記申請の手続き代理といった「独占業務」があるので、不動産取引の現場で重要な役割を担っている仕事です。
土地家屋調査士も登記簿に載せるための測量作業 (登記測量) を行いますが、登記測量は土地家屋調査士しかできません。
オススメする理由は同じ測量を行う仕事の共通点だけでなく、測量士補試験に合格していると地家屋調査士試験の”午前の部”が免除となることも関係しています。
土地家屋調査士試験は合格率8%ほどの難しい試験になるので”午前の部”が免除となるのは合格を目指す上で大きなメリットであり、測量士補を取得したのなら土地家屋調査士を目標は自然の流れになります。
土地家屋調査士試験を受験する人の90%近くは測量士補の資格を持っている関わりの大きい資格です。
まずは、測量士補の試験合格を目指すことが大切ですが、合格したあとの目標を明確にしておくことが資格取得のための勉強を頑張れます。
下記は参考講座
- アガルートアカデミー
※ 合格時に全額返金保証がある
- 東京法経学院
※ 割引 & 資格の有無により無料受講あり
まとめ:測量士補は独学可能、更なる高みを目指すのもあり
測量士補試験について解説しました。
内容のまとめ。
- 合格率は35%前後【難易度低め】
- 勉強時間の目安は200時間
- 独学でも合格を目指せる
- 過去問演習の繰り返しで大事
- 土地家屋調査士【ステップアップ】
測量士補は、不動産がある限り需要の高い仕事です。
測量会社、土木・建設会社、地図作成会社など資格を活かすことができます。
測量の知識を身につけて資格を取得すれば就職・転職に繋げやすく働き始めてからも長く活躍することができるので、土地家屋調査士へステップアップするのも良いでしょう。
苦手な分野の人も、小さく覚えて少しずつ理解を深めて積み上げてください。
測量士補は登竜門だから、これからの目標に向けて頑張ってみよう(@CodeCrystal)よろしくね
[…] 測量士補を独学で合格を目指す方法 […]